ギャグ漫画界のサラブレッド育成記『まんが親』

　東村アキコ先生の言うところのギャグ漫画界の中枢にいる権力者の夫婦、吉田戦車先生と伊藤理佐先生の夫婦にお子様が生まれるのがわかったのは2009年のこと。そしてその育児の顛末が単行本化されたのが2011年。その単行本は発行部数が少なかったのかすぐに書店の店頭から消えて、当方が手に入れたのは明けて2012年のことでございます。

　吉田戦車の側から描かれたこの育児エッセイ漫画には吉田戦車ならではのひねくれた視点からの育児が描かれています。また後半には震災ボランティア体験記も。瓦礫の中から泥だらけになった『伝染るんです』が見つかります、こんなことあるんですね。「ふるさとは負けない！！」

　2月にはオレンジページで連載されていた伊藤理佐の方の育児漫画も単行本化されるそうです。

macbook airにデカールを貼った日

　3ヶ月前に買ったmacbook air、何だか薄汚れてきたような気がしてステッカーを貼る！と決意したのは昨年末のこと。海外のEtsyというサイトで探しました。

　まずわかったのは外人がmacbookに貼っているシールはステッカーではなくデカール(decal)ということ。Etsyでは6000点ほど見つかりました。明らかにオフィシャルじゃないデカールが山ほどあり同じデザインのデカールを複数の人が出品しているので6000種類のデカールがあるわけではありません。

　macbook air背面の中央には白いアップルマークが鎮座ましましているので、それにひっかけたデザインのものを探しました。

　こちらにしました。シルヴァスタインの『おおきな木』風のデカール。木が少年に白いappleを与えています。

　注文してから2週間で到着しました。香港からの発送でした。発泡スチロールの間に挟んで送られてきました。

　早速貼付け開始、おもったとおり不器用な男ですからの当方はまっすぐ貼れませんでした。

　デカールが7ドルで送料が6ドルでした。ちなみにEtsyでの支払いもpaypalでできました。

作者は金城武似のイケメンらしい『るみちゃんの事象』

『るみちゃんの事象1』原克玄（小学館）

　男だとニートなのに女だと家事手伝いみたいに、同じ境遇でも女子だと世間の目が温かくなりますね。家事手伝いという言葉が自然となくなった時、男女平等が達成されたことになるんでしょうけど、それはともかく『かばやし』の原克玄先生の新作が刊行されました。主人公が男子高校生から女子高生になるだけでだいぶ印象が変わりますね。なんだか楽しいです。

第5話では主人公の女子高生るみちゃんはワイプでの出演、テレビのサッカー中継の回です。5話目にして作者の悪ふざけが炸裂します。試合中に二日酔いで吐く選手に彼女と電話でもめる選手、ゴールキーパーはオナニーしたあげく「オナンゴール」を決めてしまいます。

第11話は便所飯を食べていた同級生よしえが上から噂のるみちゃんに覗き込まれます。結構いい話です。でもオチはやっぱりシュール。


　回によって全然違う話なので面白さにかなりばらつきがあるので誰でも気に入るエピソード一つはあると思います。