『トリガー1武村勇治/板倉俊之(実業之日本社) |
原作小説のオビ「2028年、射殺許可法下の日本 拳銃ベレッタを手に、トリガーが『悪』を裁く!」
漫画版のオビ「近未来、日本国 『射殺許可法』制定!!」
こんなオビだったら当然、「なるほど必殺仕事人とかワイルド7みたいな内容なのかな、興味ないや」ってなるでしょ、うん、俺はわるくない。と言い訳はこのくらいにして「トリガー」の設定を説明させていただきます。
20XX年日本は国王制になっていた。クーデターによって2代目の国王になり、よりよい体制を確立した冴木はそれでも減少しない犯罪件数を憂い「射殺許可法」を制定したのだった。「射殺許可法」とはうまく説明できません、オビのコピーが誤解を招く表現なのも仕方がないと思います。とにかく各都道府県に1人配置された「トリガー」が自分の裁量で『悪』を射殺するということで、その『悪』の定義が本作『トリガー』のキモなのです。
トリガーの射殺は読者の共感を誘ったりカタルシスを与えるたぐいのものではありません。作中でも国民は「射殺許可法」にドン引きです。
接客態度が悪いだけでこの後射殺です |
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